しろねこらぼ(旧)

しろねこの気まぐれ技術日記

2021-01-01から1年間の記事一覧

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二次元平面上に置かれた二点間の距離を求める

二次元平面上に置かれた二点間の距離は \begin{align} d(p_{1},p_{2})=\sqrt{(x_{2}-x_{1})^2+(y_{2}-y_{1})^2} \end{align} で与えられる。カレントディレクトリに function d =distance(P1,P2) d=sqrt((P2(1,1)-P1(1,1))^2+P2(1,2)-P1(1,2)^2); end とした…

巡回セールスマン問題がおもしろそうなのでmatlabでシミュレーションしてみる #1

巡回セールスマン問題とは、あるセールスマンが複数の都市を訪れるとき、どのような順番で巡回すれば最も効果的(時間、移動距離、交通費等)かを解くグラフ理論の有名な問題の一つである。 この問題の難しい点は巡回する都市の数が多くなると計算量が爆発的…

位相空間の定義を眺める

集合に対し,部分集合の族が次の条件 \begin{align} S \in \mathcal{O} ,\phi \in \mathcal{O}\\ U_{1} , \cdots , U_{m} \in \mathcal{O} \Rightarrow \bigcap_{k=1}^{m} U_{k} \in \mathcal{O}\\ U_{\lambda} \in \mathcal{O} (\forall \lambda \in \Lambd…

プラトンの多面体定理をオイラーの多面体定理を使わずに証明する

正角形の内角の和は \begin{align} \pi (n-2) \end{align} より、一つの角は \begin{align} \frac{\pi (n-2)}{n} \end{align} となる。 ここで、正多角形をいくつか張り合わせ立体を作ることを考える。いくつか張り合わせ立体にするためには平面にならないよ…

pythonで記述した関数を別ファイルに記述し直してimportする

いつも忘れるのでまとめておく。 pythonのバージョンはpython3.7を利用している。始めに次のようなコードを考える。 print('Hello! python') これを関数化して別ファイルに移せば import greeting greeting.helloworld() def helloworld(): print('Hello! py…

異なるブロック線図で表されるシステム同士を等価変換する条件を求める

下図で示すようなシステムの伝達関数を考える。 まず、このシステムの伝達関数は \begin{align} W_{1}(s)=\dfrac{G(s)}{1+G(s)H(s)} \end{align} で表すことができる。ここで次のような別のシステムについて考える。 \begin{align} W_{2}(s)=\dfrac{G_{1}(s)…

ルービックキューブの自由度

の立方体で作られるルービックキューブの回転は、重複と逆回転を考えなければ \begin{align} 24n \end{align} となるが、最小の回転軸数は \begin{align} 3(n-1) \end{align}

matlabでの伝達関数の定義法

matlabでの伝達関数の定義は単純で、例えば次のような伝達関数 \begin{align} G(s)=\dfrac{1}{s^{2}+2s+3} \end{align} であれば Np = [0, 1] Dp = [1, 2, 3] P = tf(Np, Dp) とすればいい。 matlabのLisenceを所持していない場合、Python_Controlパッケージ…

浮体に働く復元力

浮体に働く浮力ベクトルとその大きさは \begin{align} B = mg \hspace{5mm} W = - \rho g V \end{align} で表すことができる。浮体座標系から見れば \begin{align} \boldsymbol{f}_{g}^{n} = {}^{t} \begin{pmatrix} 0 & 0 & B \end{pmatrix} \hspace{5mm} \…

回転行列から回転角を求める

回転行列について\begin{align} \begin{pmatrix} \cos \psi \cos \theta& \cos \psi \sin \phi \sin \theta - \cos \phi \sin \psi & \sin \phi \sin \psi + \cos \phi \cos \psi \sin \theta \\ \cos \theta \sin \psi& \cos \phi \cos \psi + \sin \phi \s…

クォータニオンを定義する

クォータニオンは1つの実部と3つの要素を持つ虚部からなる。は \begin{align} \boldsymbol{\varepsilon}= {}^{t} \begin{pmatrix} \varepsilon_{1} & \varepsilon_{2} & \varepsilon_{3} \end{pmatrix} \end{align} である。ここで、は \begin{align} \bol…

ボード線図を作図する

前回、二次遅れ系の伝達関数 \begin{align} G(s)=\dfrac{K}{Ts+1} \end{align} を例に、ゲイン線図と位相線図からなるボード線図を作図する過程を示した。 これによれば、ゲイン線図は \begin{align} \left | G(j\omega) \right | = \dfrac{K\sqrt{1+T^{2}\o…